春来るもウイルスが去らない今の季節、感染対策の3つの注意点

人民網日本語版 2020年03月26日14:39

全国各地が徐々に春らしくなり、公園を散策する市民がますます増えている。しかし春が来ても感染症は依然として存在するため、次の3つの点に注意したい。人民網が伝えた。

◆混雑を避けマスクを着用

専門家は混雑を回避し、人が多い場所では必ずマスクを着用するよう注意を促した。

専門家は「市民の公園を自由に散策したいという切な願いは理解できるが、感染対策はまだ終わっておらず、油断大敵だ。市民は公園を散策する際に個人の防護を徹底し、マスクを軽率に外してはならない。特に入口で列に並び検温を受ける、道路が狭すぎるといった容易に混雑しやすい場所ではマスクを着用し、1−1.5メートルの安全な距離を保つ。園内で横に並び歩くのを避け、近距離接触を減らす」と述べた。

◆共用の箸・スプーンを用意する習慣を

テーブルを囲みながら箸が行き交う光景は親密さを示しているものの、ウイルス感染のリスクが急激に拡大する。ヘリコバクター・ピロリ、インフルエンザウイルス、B型肝炎ウイルス、手足口病などは口から口へと交差感染する。研究によると、家庭内にB型肝炎ウイルスを持つ人がいる場合、大皿に料理を盛り一緒に食べた場合の感染率は42%にのぼるが、小皿に分けた場合は17%しかない。

首都文明弁公室は北京市衛生健康委員会と共同で、共用の箸・スプーンの使用、小皿で個別に食べるエチケットを提唱する提案を発表した。

◆公共交通、人の少ない場所を選ぶ

地下鉄:できるだけ手すり、つり革、座席などの表面に触れないようにする。地下鉄または列車に乗車後、すぐに手を洗うかアルコール消毒液を使用する。乗車中は顔を触ったり、爪をかじったりしない。

路線バス:人の少ない場所に座る。設備の表面やつり革に触った場合、下車した後直ちに手を洗うかアルコール消毒液を使用する。

タクシー:運転手の真後ろの席が最も安全だ。運転手がせきやくしゃみをしても届かない。

健康専門家は、「通勤中のウイルス対策の最良の方法は歩行または自転車。毎週150分の負荷が中程度の運動を保証すべきで、免疫力を高め感染リスクを減らすのにプラスだ」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年3月26日

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