人民網日本語版>>経済

4回目のサーキットブレーカー発動 米国経済はがけっぷちか

人民網日本語版 2020年03月19日13:29

新型コロナウイルスによる肺炎がもたらしたパニックムードが引き続き蔓延し、米国の株式市場は18日、前日の終値を下回る価格で取引を開始すると、動揺が続いてさらに下落し、下げ幅が拡大して今月4回目のサーキットブレーカーが発動した。史上5回目のサーキットブレーカー発動となった。

同日、ダウ工業株平均は7.82%下落、S&P500指数は7.01%下落して、レベル1のサーキットブレーカーが発動し、取引は15分間停止した。

米株市場では今月の9日、12日、16日にもサーキットブレーカーが発動しており、この3日間のダウ平均の下落率は7.8%、10.0%、12.8%と順次拡大した。

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)は17日、「米株市場のサーキットブレーカー制度は調整する可能性がある。下落率の制限値を7%と13%の2段階とするよう提案する。上場投資信託(ETF)市場も同様のルールを遵守し、ETF市場とほかの市場との価格の開きを縮小し、取り引きが始まると市場での取引量が大幅増加する状況を緩和するよう求める」と発表した。

米株市場のサーキットブレーカーはかつて見直しが行われていた。2012年5月31日、ニューヨーク証券取引所が発動基準を改正し、ダウ平均に代わってS&P500を発動基準としたほか、制限値を7%、13%、20%の3段階に修正した。

米国経済は景気後退の崖っぷちまであとどれくらいか?

米株市場は短期間に暴落を繰り返し、サーキットブレーカーがたびたび発動した。これまで米国経済を支えてきたトランプ米大統領も「景気後退の恐れがある」と認めざるを得なくなった。

関連記事

おすすめ写真

コメント

ランキング