税関総署によると、国家統計局の関連データと発表のタイミングを合わせるため、今年から1月と2月の物品貿易輸出入データを同時に発表することにしたという。
今年1月には、中国国内の投資家が世界137ヶ国・地域の海外企業1117社に対して非金融分野の直接投資を行い、投資額は累計575億7千万元(1元は約15.8円)となり、前年同期比7.7%減少した(米ドル換算では83億2千万ドル<1ドルは約110.8円>で同9.5%減少)。
対外請負工事の新規契約額は1082億5千万元に上り、同74.2%増加した(米ドル換算では156億5千万ドルで同71%増加)。(1月に)対外労務協力で派遣した各種労働者は1万9千人に上り、1月末時点で海外にいる各種労働者は97万2千人となった。
今年1月の中国の実行ベース外資導入額は安定した増加を維持した。全国で新たに設立された外資系企業は3485社に上り、実行ベース外資導入額は875億7千万元(1元は約15.7円)で前年同期比4%増加し、昨年以来の安定増加傾向を基本的に引き継いだ。
ハイテク産業の外資導入額が高い増加率を維持した。1月の同産業の実行ベース外資導入額は313億5千万元で同27.9%増加し、全体の35.8%を占めた。ハイテク製造業の実行ベース外資導入額は84億元で、このうち医薬品製造業は同10.5%増加し、医療設備・機器製造業は118.9%増加した。ハイテクサービス産業の実行ベース外資導入額は229億5千万元で同45.5%増加し、うち情報サービス産業は同56.6%増加、研究開発・設計サービス産業は同39.2%増加した。
■新型肺炎対策の物資8億7千万点が税関の検査を通過
税関総署が12日に発表したデータによると、新型コロナウイルスによる肺炎との戦いが続く中、1月24日から2月11日までの間に、中国税関が検査し入国を認めた感染症対策の物資は8億7千万点を超え、価格にして28億4千万元(1元は約15.8円)に上った。品目をみると防護用品が8億5100万点で、主にマスク7億3千万枚、防護服741万着、医療用ゴーグル154万個が含まれる。消毒用品は153万点、薬品は222万点、医療機器は134万台でうち赤外線体温計が17万5千台、その他の感染症対策物資が1426万点だった。寄贈物資が17.8%を占め、計1億4700万点、価格にして5億500万元に達し、これにはマスク1億800万枚、防護服239万着、医療用ゴーグル65万個が含まれる。2月11日だけで、感染症対策物資7192万点、価格にして2億6800万元が税関を通過した。>>>
■中国1月の製造業PMIは50%、新型コロナの影響は更なる観察が必要
中国国家統計局サービス業調査センターと中国物流・調達聯合会が1月31日にデータを発表した。2020年1月20日までの購買担当者調査結果によると、1月の中国製造業の購買担当者景気指数(PMI)は50%で、前月比で0.2ポイント低下した。
中国国家統計局サービス業調査センターの趙慶河シニア・スタティスティシャン(高級統計師)は、「調査の行われた1月20日以前において、調査期間中の新型コロナウイルス感染による肺炎の影響は調査に十分に反映されていないため、今後の情勢をさらに見守る必要がある」とした。>>>
(編集JZ)
「人民網日本語版」2020年2月26日