米国政府が中国メディア5社を「政府機関」と認定したことについて、外交部(外務省)の耿爽報道官は19日のオンライン定例記者会見で「中国側は米側の誤ったやり方に強い不満と断固たる反対を表明する。中米間の相互信頼と協力を損なう誤った措置を取るのを止めるよう米側に促す」と述べた。
報道によると、米政府はこのほど中国メディア5社を「政府機関」と認定し、米国における職員と資産の状況について米国務省に届け出るよう要求した。
これについて耿報道官は「メディアは各国の人々が意思疎通を強化し、理解を深める重要な懸け橋であり紐帯だ。長期にわたり、中国メディアの在米機関は『客観的、公正、真実、正確』という原則を堅持して報道を行い、中米両国民間の理解と意思疎通の強化、両国間の人的・文化的交流の促進に積極的な役割を果たしてきた」と指摘。
「米側は一貫して報道の自由を標榜しているのに、中国メディアの在米機関の正常な運営をむやみやたらと妨害するというのは全く筋が通らず、受け入れられない。我々は米側に対して、イデオロギーの色眼鏡を外し、冷戦思考とゼロサムゲーム思考を棄て、中米間の相互信頼と協力を損なう誤った措置を取るのを止めるよう促す。我々はこの件について、さらなる対応を取る権利を留保する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年2月20日