中国外交部(外務省)の耿爽報道官は19日、「中国は、ポルトガル首脳陣の澳門(マカオ)中国復帰20周年に対する前向きな態度表明と中国・ポルトガル関係に対する期待を称賛する。中国は、ポルトガルと共に、今後も中国・ポルトガル関係が絶えず新たな発展を遂げるよう導いていくことを望んでいる」と述べた。
耿報道官は同日の定例記者会見で、「ポルトガルのソウザ大統領とコスタ首相は先ごろ、それぞれ習近平国家主席への祝電とメディアへの声明発表という形で、マカオが中国復帰から20年間で成し遂げた経済・社会の発展成果と『一国二制度』のマカオにおける実践の成功をポルトガルが非常に称賛していることを伝えた。また、ポルトガル・中国関係が異なる政治制度と文化・伝統を持つ国同士が調和して共存していく上での独自の模範となり続け、マカオがポルトガル・中国全面的戦略パートナーシップの発展により大きく貢献していくと信じるとの考えを表した」と述べた。
耿報道官は、「中国は、ポルトガル首脳陣のこうした前向きな態度表明と中国・ポルトガル関係への期待を称賛する」と述べた上で、「マカオ地区では、祖国復帰から20年間、『一国二制度』や『マカオ人によるマカオ統治』、『高度の自治』の方針が全面的かつ徹底して行われ、その成果と進歩は世界から注目されている。中国・ポルトガル双方は友好と相互信頼に基づいて適切にマカオ地区の問題を解決し、国際社会に良い手本を示した。中国は、ポルトガルと共に、今後も中国・ポルトガル関係が絶えず新たな発展を遂げるよう導いていくことを望んでいる」とした。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年12月20日