南水北調東ルート2期プロジェクト、年内に計画を完了へ

人民網日本語版 2019年12月13日13:11

国務院新聞弁公室が12日に開いた「南水北調(水不足解消のために南方地域の水を北方地域に送る国家プロジェクト)」東・中ルート1期プロジェクト全面通水5周年関連状況発表会において、水利部(省)企画計画司の石春先司長が南水北調の後続プロジェクトの新たな進展を紹介した。科技日報が伝えた。

石氏は「年末までに2つの計画と1つのプランを完了する。つまり、東ルート2期プロジェクト計画、引江補漢(長江の水を漢江に送る)プロジェクト計画、中ルート幹線調節・貯水ダムの配置プランのことだ」と述べた。

説明によると、東ルート2期プロジェクトは主に1期プロジェクトを踏まえた上で、北京市・天津市・河北省への給水を追加し、さらに山東省と安徽省への給水を拡大する。初期段階の計画によると、川から水を引く規模は1期プロジェクトの500立方メートル毎秒から870立方メートル毎秒に拡大される。川から引く水量は1期プロジェクトの87億7000万立方メートルから165億立方メートルに拡大される。

引江補漢プロジェクトでは、長江から漢江へ水を送ることを予定している。比較・選択により、現在は湖北省の香渓川から水を引くことが検討されている。初期段階の規模は200立方メートル毎秒、年間の水移動量は40億立方メートル。現在は水を引く需要に基づき関連論証を進めている。

南水北調中ルートプロジェクトの総延長は1400キロ以上。給水保証率を高めるために、水利部は中ルート幹線沿いに調節・貯水ダムを配置する予定だ。これは2種類のものに分けられる。第1種類は、すでに完成して、幹線プロジェクトと連結するものだ。第2種類は、地方の発展の需要と地質状況を結びつけ水路周辺で一部の新たなダムを建設するものだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年12月13日

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