世界反ドーピング機関(WADA)の公式サイトのスクリーンショット。
世界反ドーピング機関(WADA)は9日、スイスのローザンヌで、ロシア選手団を2020年東京五輪・パラリンピックなど主要国際大会から4年間排除する処分を発表した。 ロシア選手団体は2022年のカタールで開催される予定のサッカーワールドカップにも参加できないことになる。人民網が伝えた。
WADAによると、ロシアは21日間以内であれば、ロシアアンチドーピング機構(RUSADA)にこの決定に対する異議を申し出ることができ、その場合最終判断はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に委ねられることになる。
またWADAは、不正に関与していないと証明できたロシアの選手については中立旗の下で個人資格として主要大会に参加できるとしている。
2015年11月、WADAはロシアのドーピングが組織的に行われているとして、モスクワの反ドーピング検査所の認定を取り消した。そして、RUSADAを「不適格組織」と認定し、その資格を取り消した。
2017年12月、国際オリンピック委員会(IOC)は、ロシアを2018年2月の韓国平昌冬季五輪から排除すると発表した。ただ、条件を満たす選手は中立旗の下で個人種目、または団体種目に参加することができた。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年12月10日