澳門でインタビューに応じる賀氏(新華社・徐亮記者撮影)
澳門(マカオ)の祖国復帰(返還)20周年を前にメディアのインタビューに応じた澳門特別行政区の賀一誠・次期行政長官は「『一国二制度』は歴史上前例のないパイオニア的事業だ。澳門の復帰後20年の発展の歴史は、『一国二制度』が完全に通用し、やり遂げることができ、人々の支持を得ることを証明している!」「今後、私は引き続き澳門社会各界を団結させ、協同・奮進し、変革・革新し、澳門の長期的発展を真剣に計画し、『一国二制度』の成功裏の実践の新たな章を書き継ぐ!」と述べた。
■「愛国・愛澳」の価値観を堅守
1957年に澳門に生れた賀氏は、復帰以降、日進月歩で発展する澳門の歩みを身をもって体験してきた。賀氏は「澳門復帰後の1つの重要な実践の経験は、社会各界が『一国二制度』に強く賛同するとともに、『一国二制度』の澳門における長期安定的前進を推進し続ける必要性への認識で一致していることだ」と強調。
さらに「復帰後の20年間、何厚鏵、崔世安両行政長官が率いる形で、澳門特区政府は中央政府の各指示をしっかりと実行に移し続けてきた。澳門は社会団体が多く、社会構造が多元的だが、各界には共通の目標がある。つまり、澳門をしっかりと建設し、『一国二制度』をしっかりと貫徹実行しなければならない、ということだ」と述べた。
また、「愛国・愛澳」(国家を愛し、澳門を愛する)精神の継承については「小学校から高校まで、澳門の大半の学校は愛国・愛澳教育の方針を正しく遂行し、愛国・愛澳教材の使用を堅持し、国旗掲揚式を定期的に行ない、青年の民族的自尊心と国家アイデンティティーを強化し続けている」「従って『一国二制度』は将来も引き続き澳門において通用し、やり遂げることができ、人々の支持を得ると私は信じる」と述べた。