中国電信がテンセント動画と提携して5G共同ラボを設立

「Hello 5G、未来にエネルギー」をテーマとする第11回天翼智能生態博覧会（E-SURFING SMART ECOSYSTEM EXPO）がこのほど広州で開催された。「5G+天翼雲（e Cloud）+AIの三つが万物を生む」サブ会場で、中国電信（チャイナ・テレコム）と騰訊（テンセント）動画は5G業務戦略提携契約を締結し、双方はMECエッジコンピューティング(5G技術の革新的応用）、高精細動画ライブ配信、ユーザー体験向上などをめぐって提携することとなった。文匯報が伝えた。

中国電信とテンセント動画は中国電信が独自に研究開発したMECプラットフォームをベースに、5G高精細動画業務体験の向上に関する協力を展開する。同プラットフォームは固定・モバイルネットワークへの接続に対応し、テンセント動画など第三者との協業導入と開放をサポートし、コンテナや仮想マシンなどさまざまな形態の遠隔配置、維持管理、ワンクリックコピーなどの機能をサポートしている。現在双方はすでにテンセント動画の多視点映像ライブ配信能力の実験室配置検証を終えており、ユーザーがライブ配信コンテンツを視聴時に、フレキシブルかつスピーディーに同一画面で多視点映像を見ることを可能にし、ユーザーの体験を向上させている。

既存の協力をベースに、中国電信はテンセント動画と共同で5G共同ラボを設立し、中国電信5G SA試験ネットワークと連携してMECの典型的シーンでの応用モデルを展開する。5Gエッジコンピューティング（MEC）のネットワーク能力と演算能力開放をベースにした研究と協力を推進し、より業界の応用ニーズに適したサービスを提供し、ネットワーク構築を最大限簡略化し、アプリの軽量化リリースをサポートし、より良く5G業界エコシステムを確立していく。（編集AK）

「人民網日本語版」2019年10月31日