10月24日午前1時20分、「霜降」の節気が到来した。「霜降」は、二十四節気のうち18番目の節気で、秋季の最後の節気となる。
気候が涼しさから寒さへと変わり、寒さが厳しくなるにつれて、物寂しさすら感じさせるようになる。「寒露の時節はまだ冷寒くはない。霜降が到来すると気温が下がる」と言われるように、霜降から次の節気「立冬」までは、1年中で気温が最も急低下する時節となる。「秋は薄着に」はもはや通用せず、膝を保護し足を温める装いに替える必要があり、乾燥し、しかも風の強い日が多く、雨が少ないため、脾臓や胃をケアする食事を摂るよう心がける必要がある。
【霜降の風習】
〇柿を食べる
一部の地域では、霜降に柿を食べる風習がある。柿は、ビタミンを補給できるうえ、食欲の秋を満たすこともできるこの時節にピッタリの旬の食べ物だ。
〇菊の花を愛でる
霜降が訪れると同時に、秋の菊が満開を迎える。この時節、各地で「菊花会」が開かれ、人々は菊を愛でながら酒を楽しみ、菊花を愛でる。
【天候に関する注意】
霜降の節気が到来すると、全国各地で次々と紅葉が始まり、彩り豊かな秋景色が広がり、木々を色鮮やかに染め上げていく。
中央気象台は23日午後6時、強風低温注意報を引き続き発表した。
今後3日間、南下する寒気と西南の暖かく湿った気流の影響を受け、華西地区では秋雨が続くとみられている。このうち、四川盆地、貴州、湖北西南部、湖南中北部の一部地域では、中程度の雨が降り、局地的には大雨あるいは暴雨となる可能性がある。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年10月24日