第1回中国青蔵(チベット)高原昆虫フォーラムが6日に明らかにしたところによると、青蔵高原の昆虫の種類は現在1万828種にのぼり、新たに1500種増加した。中国全土の約8分の1を占めている。新華社が伝えた。
同フォーラムは6−9日に開催される。北京大学や復旦大学など46の大学及び科学研究機関から150人以上の専門家・学者がラサ市に集まっている。青蔵高原の昆虫の起源、分類、多様性、資源状況、古昆虫などの視点から研究成果を展示する。河北大学生命科学学院の任国棟教授は長期間にわたる考察を総括し、ゴミムシダマシの種の多様性、及び動力生成、系統的変化、生態地理分布、形態などの初期段階の認識を獲得した。また寒さに適応する変化が、高原昆虫の自然選択における最大の注目点であると推測した。
青蔵高原は独特な生態環境、豊富な生物多様性で知られる、世界の珍しい特色あふれる特有の種を最も多く育んでいるゆりかごの一つだ。重要研究分野である青蔵高原昆虫学には130年以上の研究の歴史があり、高原昆虫分類区、地理学、生態学などの分野における成果は600件を超えている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月7日