著名な漫画家の手塚治虫氏が描いた「孫悟空とアトムが手を繋ぐ」
22日、国務院新聞弁公室、国家広播電視(ラジオ・テレビ)総局、駐日本中国大使館の共同開催による「中国アニメ・漫画の日本ツアー 水墨の中から来る」巡回展が大阪で開幕した。国務院新聞弁公室の郭衛民副主任、駐大阪中国総領事館の李天然総領事、中日両国のアニメ漫画界のリーダー、日本経済産業省などの政府機関代表ら約200人が出席した。国際在線が伝えた。
今回のイベントは、中国のアニメ・漫画が初めて「ナショナルチーム」の名前のもとで、大規模な展覧会を日本で行うというものだ。中国アニメ・漫画の歴史をたどることから出発し、中国アニメ・漫画の爆発的な発展という全く新しい姿を主軸に、中日アニメ・漫画の交流協力状況にも触れながら、新中国成立以来70年、特に党の「十八大(中国共産党第18回全国代表大会)」以降の中国アニメ・漫画芸術創作の成果を全方位から展示している。また、間もなく開幕するG20大阪サミットに美しき中国色を添え、中日両国の人的・文化的交流を増進し、中国文化に対する日本国民の認識と理解を深める狙いがある。
今回の日本巡回展に出品されたアニメ・漫画作品は130点以上に上り、「大鬧天宮(大暴れ孫悟空)」や「小蝌蚪找媽媽(おたまじゃくしが母さんを探す」、「山水情」などの「中国アニメ学派」の代表作のほか、「美麗的森林(美しい森)」や「大魚海棠(紅き大魚の伝説)」など、数年前から大量に登場した中国風アニメの秀作もある。さらには、林帝浣の「小林漫画」や聶峻ら新世代を代表する漫画家の作品も展示される。展示には、作品原稿やオーディオ動画、インタラクティブ体験などさまざまな方式や要素が取り入れられており、中国アニメ・漫画芸術の発展プロセスと段階的変化が示されている。特筆すべきは、中日両国の友好の証として、著名な漫画家の手塚治虫氏が描いた「孫悟空とアトムが手を繋ぐ」イラスト作品が今回の展覧会にお目見えし、多くの日本人の興味を引きつけ、展覧会の目玉となっている点だ。
国務院新聞弁公室の郭衛民副主任は、「中国アニメ・漫画の日本ツアー 水墨の中から来る」が無事開幕したことに対して祝意を述べ、今回の活動の中日両国文明の相互参考・理解増進・友情深化に対する重要な意義を高く評価した。郭副主任は祝辞の中で、中日両国がアニメ・漫画事業を含む各分野での交流・協力を全面的に深化させ、協力の内容を豊かにし、交流スタイルを革新し、中日両国の伝統的友情を発揚し、中日関係が安定かつ長期的に続いていくことを後押しし、両国民にさらなる幸福をもたらしていくべきだと呼びかけた。
「中国アニメ・漫画の日本ツアー 水墨の中から来る」展(大阪会場)は、2019年6月20日から7月3日まで開催される。大阪会場に続き、奈良会場で展覧会が催される予定。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年6月25日