中国外交部(外務省)の15日の定例記者会見で、華春瑩報道官が質問に答えた。外交部ウェブサイトが伝えた。
【記者】第2回域内包括的経済連携(RCEP)首脳会議が14日シンガポールで開催された。会議の共同声明は「RCEP交渉はすでに具体的進展を得ており、各国は2019年に交渉を妥結する決意を表明した」とした。これについてコメントは。
【華報道官】李総理の第2回RCEP首脳会議出席に関する状況について、すでにわれわれは関係情報を発信した。RCEPはアジア太平洋地域で最大規模かつ最重要の自由貿易交渉であり、成立すれば世界の半数近くの人口と3分の1近くの貿易量をカバーし、世界で最も人口が多く、加盟国の構成が最も多元的で、最も発展の活力を備える自由貿易圏となる。今回の会議で各側は「反グローバル化と保護主義が高まる現在の国際情勢の下、RCEP交渉の妥結には重要な意義があり、各界の信頼とポジティブな予測を増進するうえでプラスであり、ルールに基づく多国間主義と自由貿易を支持するとの明確なメッセージを対外発信し、地域経済の成長と経済のグローバル化を力強く促進することになる」との認識で一致した。
過去1年間、ASEANが主導し、ASEAN輪番議長国シンガポールが後押しする中、RCEP交渉はすでに具体的進展を得て、各側は共に交渉妥結への強い意志を示している。李克強総理が指摘したように、交渉はすでに正念場に入っており、各側は引き続き努力を重ね、積極的な勢いを保ち、『ゴール前のシュートを決める』べきだ。中国側は各国が相互尊重、相互理解・譲歩の原則に基づき、引き続き交渉を推進し、2019年の妥結を目指し、包括的、現代的、高水準、相互利益の協定で合意し、地域経済の統合を促進し、域内各国の人々が早期に恩恵を得られるようにすることを願う。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年11月16日
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