タイ政府は13日、今月15日から来年1月13日まで、中国を含む21ヶ国・地域からの旅客を対象に、アライバルビザ無料化を実施すると発表した。北京晨報が報じた。
タイ政府の公式サイトによると、21ヶ国・地域からの旅客は同期間、タイで15日間滞在できるアライバルビザを無料で取得できる。通常は取得費用2000バーツ(1バーツは約3.46円)が必要となる。同措置は、タイの空港でアライバルビザを取得する対象21ヶ国・地域からの旅客のみを対象としている。
中国は、タイにとって最大の観光客の送り出し国で、タイ国政府観光庁のユタサク・スパソン長官は、「この措置は、主により多くの中国人観光客を誘致するため」と説明している。
今年7月にタイ・プーケットで発生した多数の中国人観光客が死亡した海難事故やバンコクのドンムアン空港でタイ人警備員が中国人男性に暴力を振るう騒ぎなどがタイにとってイメージダウンとなり、中国人観光客の減少が目立っている。統計によると、今年上半期、タイを訪問した中国人観光客は前年同期比で25%増加したものの、7-9月期は前年同期比で9%減少となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年11月15日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn