第1回中国国際輸入博覧会の自動車展示エリアには世界各地から自動車大手企業が集結し、様々なコンセプトカーや新エネルギー車などが展示されている。そんな同エリアに展示されていた株式会社ジェイテクトのパワーアシストスーツが人民網記者の目を引いた。人民網が伝えた。
このパワースーツは同社が製造業をターゲットに重作業での腰にかかる負担を軽減するために開発。ところが日本国内の展示会などに出品したところ、製造業だけでなく、農業や介護関係など広い分野からの問い合わせという意外な反応があったという。そこで、今回の博覧会では自動車部品がメインの同社のプレゼンテーションの一環として展示している。
実際に装着してみると、7.6キロの本体重量は女性にとってはやや重く感じるが、物を持ち上げる際のアシスト力はまさに体全体を引き上げられるよう。日常的に物を持ち上げる作業を繰り返す職業の場合、身体的な負担を軽減させることができる。そして何よりも「ロボット人間」になったような外観は人々の興味をひきやすく、博覧会ではデモンストレーションを行うたびに人だかりができていた。日本国内でも今年8月に販売をスタートさせたばかりで、現在は中国における販売はまだ具体的には決まっていないということだが、自動車展示エリアに出現したこのスーツに興味を示したバイヤーも少なくなかったという。(文・玄番登史江)
「人民網日本語版」2018年11月10日
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