人気漫画「ちびまる子ちゃん」で知られる漫画家のさくらももこさんが今月15日午後8時29分、乳がんで亡くなっていたことが明らかになった。享年53歳。さくらさんは生前、「作品を描けること、楽しんでいただけることをいつも感謝している」と話していたという。遺族の意向により、通夜・告別式は親族・近親者のみにより執り行われたという。北京青年報が報じた。
さくらももこさんは、1984年に漫画家としてデビューし、86年から自分の子供の時の思い出を投影させたエッセー風漫画「ちびまる子ちゃん」の連載をスタート。笑いあり、涙ありのそのストーリーは、ちびまる子ちゃんとその家族や同級生らをめぐって展開し、仲睦まじい家族との関係や友情、生活におけるちょっとしたエピソードは、楽しかった子供のころを思い出させてくれる。「ちびまる子ちゃん」は世界でも高い知名度を誇り、その影響力も絶大。テレビアニメ版は20年以上、日本のアニメ視聴率ランキングで上位3位に入り続けており、2013年には1000話を超え、今でも毎週日曜日午後6時にフジテレビ系列で放送が続いている老女男女問わず楽しめる国民的にアニメとして知られている。
またさくらももこさんの中国語版エッセイ集も10月に刊行される予定。エッセイ集は全4冊で、さくらさんの思春期から結婚して子供を産むまでのエピソードを描いたエッセイ約100作が収められている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018 年8月28日
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