いつの間にか8月も中旬を迎え、盛況の夏休み観光市場もだんだんと終盤に近づいている。旅行会社によると、夏休み旅行のピーク期に比べ、親子連れや学生などの旅行主力軍はだんだんと減少しており、8月下旬出発のツアー価格は大幅に値下がりし始め、夏休み旅行の「最終便」に駆け込み乗車する観光客が増えているという。人民網が伝えた。
夏の終わりは、各地を訪れる観光客がやや減少することを意味するだけではなく、旅行コストもその状況に伴って低下することを意味している。旅行予約サイト「Lvmama.com」ブランド発展部の李秋妍・総経理は、「8月下旬から中秋節前までは、1年のうちでコスパがかなり高い時期の一つで、ピーク時を避けて旅行するのには絶好のチャンスだ。8月下旬になると、観光客の数が明らかに減少し、ツアー商品のコストの主要な部分を占める航空チケット代やホテル宿泊代がそれに応じて値下がりする。観光客は、人混みを避け、満足のいく旅を満喫できる」と話した。
旅行予約サイト「同程芸竜」の統計データによると、8月に突入してから、8月中旬は夏の国内ホテル予約のピークとなるが、8月下旬の予約数は急激に減少し、全体的に夏季旅行市場の客流と同調する。目的地別でみると、夏季ホテル予約指数全国トップ10に入っているのは、北京、上海、深セン、杭州、広州、武漢、成都、重慶、西安、鄭州の十都市で、このほか、厦門(アモイ)、三亜、昆明、大理、蘇州などの人気観光都市のホテル予約指数も上位にランクインしており、現地ホテルの予約件数は、明らかに夏季旅行の客流による影響を受けている。
このほか、「Lvmama.com」の統計データによると、8月下旬出発の海外ツアー価格も軒並み値下がりしている。特に、タイ、日本、ベトナム、シンガポール方面への人気短距離海外ツアーの価格は、こぞって20-30%値下がりしている。このほか、ヨーロッパ、オーストラリアなどの長距離海外ツアーの価格も下落傾向にあり、1千元(1元は約16.1円)以上値下がりしているツアーもある。たとえば、8月27日の「北京発タイ・バンコク、パタヤ、サメット島6日間or7日間ツアー」の価格は3999元と、ピークの出発日より1200元も安い。また、国内ツアー価格も8月下旬以降、程度の差はあれ値下がりしている。特に、三亜、麗江、大理、桂林、長白山などの人気目的地へのツアーの下落幅が大きく、一部の三亜ツアーの下落幅は3割を上回っている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年8月21日
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