夏休み旅行の予約が現在、ピークを迎えている。中国国内にも多くの人気旅行先があるものの、海外旅行を選択する人の数も年々増加しており、親子旅行や遊学が人気となっている。旅行サイト・途牛旅游網が最近発表した統計によると、子供を持つ人の50%が「2-3万元(34-51万円)」の海外遊学旅行を選び、17%が「3万元以上」の海外遊学を選んでいる。北京日報が報じた。
夏休み期間中は旅行のオンシーズンとなり、多くの学生が旅行に出かける。そして、親子旅行や遊学が大人気となる。旅行サイト「Lvmama」旅游網の海外旅行の担当者によると、現時点での夏休み旅行の予約を見ると、学生や親子が全体の60%を占めている。そして、未成年の学生の年齢は6-15歳に集中している。
遊学先で人気なのは、米国、英国、オーストラリアで、ハーバード大学、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、メルボルン大学などの名門校が特に人気だ。また、遊学・サマーキャンプをテーマとした旅行商品も学生や子供を持つ人の注目を集めている。途牛旅游網の関連の担当者によると、「一般的な海外遊学商品のほか、近年は、オリジナル化した遊学の『プチオーダーメイド』路線が子供を持つ多くの人の間で人気となっている」という。
予約状況を見ると、今年の夏休み期間中は、日本や東南アジアなどの人気の旅行先の予約が殺到しているほか、中国人を対象にした査証(ビザ)発給要件緩和策が実施されているのを背景に、欧州や米国、オーストラリア、ニュージーランド、アフリカなど、長距離旅行の予約の人気も高まっている。
旅行のオンシーズンであるものの、旅行料金を見ると、昨年より値下がりしている。前出担当者は、「昨年と比べると、人民元高となっていることが好影響を及ぼし、今年の海外旅行の料金は前年同期比で約5%値下がりした。欧州、米国などでのショッピングや飲食にかかる費用も下がり、海外旅行が一層お得になっている」と説明している。
人気の夏休み旅行先はどこなのだろう?「Lvmama」旅游網の統計によると、長距離の海外旅行先トップ5は、ロシア、米国、モーリシャス、英国、オーストラリアとなっている。現在、サッカーワールドカップロシア大会をテーマにした旅行商品にも予約が殺到しており、ワールドカップや中国人を対象にしたビザ発給要件緩和策の後押しもあり、夏休み期間中にロシア旅行に行く人が急増中で、これがロシアがトップとなった主な原因だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年6月20日
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