高い注目を集めるシルバー族旅行市場をめぐり、オンライン旅行会社が「基準」の制定に着手した。携程旅遊は2日、「高齢化社会に適応した一連のシルバー族旅行商品および33項目の新サービス基準をプラットフォーム上で発表した。これによりオンライン旅行市場でサービス基準を定めた最初の企業となった」としている。北京日報が伝えた。
中国では、60歳以上の高齢者人口はすでに2億人を上回り、「シルバー族旅行」は、旅行市場で高い潜在力を備えた注目の的。統計データによると、今年のメーデー連休の旅行市場で、高齢者は20%を占め、オフ・シーズンではこの割合はさらに高くなるとしている。
携程旅遊の楊蕾・執行総裁によると、同社は、高齢者層を対象とした33項目の商品サービス基準を定めたという。具体的には、以下の項目が含まれる。
〇ツアー日程を組む上で、安全性が高い旅行目的地を選び、激しい活動内容を中心としたものや体力的に厳しい観光スポットや活動を避ける
〇山登りは歩行ではなくケーブル・カーを利用して片道の所要時間を30分以内にとどめる
〇移動時間は連続2時間以内とする
〇観光名所での見学時間は、一般ツアーより20%多く確保する
〇ツアーガイドは会社のベテランガイドとし、全旅程で、3回以上は参加者の家族に状況報告の連絡を入れるようにする
〇参加者に安全情報カードを配布し、連絡方法や車両ナンバー、既往症などを記入してもらい、万が一病気になった場合は、直ちに救急医療に連絡する
〇周辺500メートル以内に省級以上の高速道路がないホテルを選ぶ(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月4日
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