中国国家統計局のサイトによると、2018年3月の社会消費品小売り総額は2兆9194億元(約102兆9024億円)で、前年同月比名目ベースで10.1%増、価格の変動分を除去した実質ベースで8.6%増となった。うち、限額以上単位(売上 2000 万元以上の卸売業、 500 万元以上の小売業、200 万元以上の宿泊・外食企業)の消費品小売り額は1兆1832億元(約20兆1144億円)で、前年同月比名目ベースで9.0%増だった。
今年1-3月、社会消費品小売り総額は9兆275億元(約153兆4675億円)で、前年比名目ベースで9.8%増だった。うち、限額以上単位の消費品小売り額は3兆4941億元(約59兆3997億円)で、同比8.5%増だった。
同期、中国全国のオンライン小売り額は1兆9318億元(約32兆8406億円)で、前年同月比名目ベースで35.4%増だった。うち、実物商品の小売り額が1兆4567億元(約24兆7639億円)で、同比34.4%増と、社会消費品小売り総額の16.1%を占めた。実物商品のオンライン小売り額のうち、食品、衣類、日用品はそれぞれ、同比46.5%増、33.9%増、33.3%増だった。
今年第1四半期の中国の輸出額は3兆5400億元(1元は約17.1円)に上り、前年同期比7.4%増加した。輸入額は3兆2100億元で同11.7%増加し、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3261億8千万元の黒字で、黒字額は同21.8%縮小した。
年初以来、世界経済は回復傾向が続き、中国経済も安定さの中で好転し、同期の対外貿易の輸出入の急成長を後押しした。同期の貨物貿易の輸出入額は6兆7500億元で同9.4%増加した。
3大貿易パートナーとの輸出入の状況をみると、「一帯一路」(the Belt and Road)参加国の一部との輸出入が順調な成長ぶりだった。同期の中国と欧州連合(EU)との輸出入は同8.2%増加、米国とは6.3%増加、ASEANとは13.7%増加し、3者を合わせると輸出入総額の41.2%を占めた。
2018年1~3月の全国における外資導入の状況について述べる中で、1~3月の全国の外資系企業新規設立数は1万4340社に上り、前年同期比124.7%増加し、実行ベース外資導入額は2275億4千万元(1元は約17.1円)に上り、同0.5%増加したことを明らかにした。外資導入額をドル換算すると345億1千万ドル(1ドルは約107.4円)、同2.1%増加となる。
2018年1~3月の全国の外資導入状況には主に次の特徴がみられた。
1.外資系企業の新規設立数の増加率が高く、実行ベース外資導入額が安定的に増加した。
2.ハイテク製造業が高い増加率を維持した。
3.中部・西部地域の外資導入の大幅な増加が続いた。
4.主要な対中国投資国(地域)のうち、シンガポール、韓国、日本、マカオ地区、英国、フランスなどからの投資が増加した。
今年第1四半期には、中国国内の投資家が世界140ヶ国・地域の企業2023社に非金融分野の直接投資を行い、累計投資額は255億ドル(1ドルは約107.0円)に達して前年同期比24.1%増加し、5ヶ月連続の増加となった。対外請負プロジェクトの実行ベース営業額は346億6千万ドルで同18.5%増加し、新規契約額は445億9千万ドルで同3.8%増加した。対外労務協力のための各種労働者派遣数は9万7千人に上り、3月末現在の在外各種労働者数は97万1千人で同5万8千人増加した。
同期には中国から「一帯一路(the Belt and Road)」参加国への投資協力が安定的に推進され、参加52ヶ国で新たな投資が行われ、投資額は36億1千万ドルに達して、同22.4%増加し、同期の海外直接投資のうち14.2%を占め、この割合は1~2月に比べて1.4ポイント上昇した。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2018年4月28日
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