中国の馬朝旭国連大使は27日に国際社会に対して、多国間主義を支持し、多国間貿易の体制とルールを維持し、開放型のグローバル経済を積極的に構築するよう呼びかけた。
中国国連代表団と国連経済社会局(DESA)は同日に国連本部で、「多国間主義を支持し、多国間貿易の体制とルールを維持する」ことをテーマとしたハイレベルシンポジウムを開催した。
馬大使はシンポで、「世界貿易機関(WTO)の枠組内で構築された、ルールに基づく、普遍的で、開放的で、透明性が高く、予測可能な、包摂力のある、差別的でない公平な多国間貿易体制を維持することは、多国間主義を支持する具体的な行動であり、グローバル経済の成長を達成するための重要な保障にもなる。国際社会はともに多国間主義を支持し、多国間貿易の体制・ルールを維持し、開放型のグローバル経済を積極的に構築しなければならない」と発言した。
馬大使は、「貿易は各国が貧困を撲滅し、発展を実現するための重要なツールであり、グローバル経済成長の重要なエンジンであり、経済グローバル化の促進と持続可能な開発目標(SDGs)の達成にとって極めて重要なものだ」とした上で、「ドーハラウンドで獲得した実質的な進展をできるだけ早く後押しし、グローバル経済成長に新たな原動力を注入するべきだ」と呼びかけた。
また馬大使は、「各方面はWTOがより大きな役割を発揮するよう共同で後押しし、開放型グローバル経済を積極的に構築し、各国が開放的な環境の中でチャンスと利益を獲得し、共同の繁栄と共同の発展を実現できるようにする必要がある」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年4月30日
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