北京国際園芸博覧会(北京世園会)の準備作業を担当する世園局はこのほど、2019年北京世園局の開幕がだんだんと近づくにつれ、各種準備作業が鳴り物入りで進められていることを明らかにした。現時点で、中国館や国際館などのパークエリアの中心的な建築物は、骨組み工事を終え天井部分が封じられ、中華園芸展示エリア内に設けられる23の中華展示園の建設工事がスタートした。また、中華園芸展示エリアの中心部には、同行広場の建設も進められ、各省・自治区・直轄市および香港・澳門(マカオ)・台湾地区の山河の姿を代表するような風景の展覧石が陳列される。9月中旬には、展覧石が続々とパークエリアに届く見通しだ。北京日報が伝えた。
中華園芸展示エリアでは、各省・区・市による各種出展作業が着実に進められており、展覧園の建設はほぼ形が完成している。現時点で、21省・自治区・直轄地の展覧園および香港・マカオ・台湾地区展覧園が着工した。着工して以降、青海、重慶、北京、貴州、甘粛、山東、江西、安徽、浙江、雲南、香港はいずれも、土木建築工事と水道・電気敷設工事を終えている。また、寧夏、吉林、陝西は、庭園緑化工事を完成した。河南、湖南、西蔵(チベット)、河北は、庭園景観工事を終えた。海南は建設現場への材料搬入をすでに終え、竣工に向けて近く整地作業や柵の設営作業を開始する。
数多くの展覧園の中心である中華園芸展示エリア公共景観空間の中心部に、同行広場が建設される。同行広場は、黄河・長江の舗装スタイルを抽象化し、31省(自治区・直轄市)および香港・マカオ・台湾地区から寄贈された、各地方の山河の姿を代表する展覧石で構成され、中華民族の一心同体、切磋琢磨、共同前進を表現しており、世園会が中国の広大な土地と豊富な物産を誇示し、各地の珍しい石を展示する重要な舞台となる。各地方は、展覧石展示に関わる基本的なテキスト資料を近く提出、9月中旬に展覧石を世園会会場に運搬、来年の開幕時には、全国各地から集められたユニークで特色豊かな展覧石文化が披露される。
世園局の担当者は、次の通り紹介した。
「各省(自治区・直轄市)の主な出展内容は、屋外庭園、室内展示、フォーラム・イベント開催、国際コンテストの4分野で構成される。162日間の開幕期間中、主催者は、出展した省(区・市)のために、『省・区・市デー』というイベントを催す予定で、各省(区・市)は、今回の世園会のテーマ『緑のある生活、美しい郷里』をめぐり、3日間を期間として世界からの来場者のために特色豊かな地方の文化・芸術パフォーマンス公演、巡館巡園、観光PR、経済貿易交流などの各種活動を繰り広げる。また、実際のニーズに基づき、特色ある文化イベントも開催する予定」。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年8月3日
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