上海科技館オリジナル展「物質2.0――21世紀情緒材料」が今月10日から10月9日にかけて、上海自然博物館B1臨時展示ホールで開催される。歌をうたう紙やイチゴ味の壁といった珍しい材料の半数以上が国内初公開となっており、見学者は新材料と「ちょっと変わった交流」をすることができる。中国新聞網が伝えた。
「安全感」展示ブースでは、今世紀の人類の快適性と安全性を保証する革新的・環境保護材料を展示。これには偽造防止紙、反射マイクロガラスビーズ、熱硬化性ゴム床、無毒天然材料などが含まれ、見学者は会場で最も安全な材料を選ぶことができる。
「ユーモア感」展示ブースでは、真っ黒に見える帽子やベスト、お面、リュックサックがカメラのフラッシュを浴びると、瞬時にして閃光に変わるという興味深い反応を見せる。同ブースではこうした材料のユーモアな性質を紹介している。
このように同展では視覚・嗅覚・聴覚・安全感・温感など各種感覚を体験できる新材料が集まり、大きな特色となっている。
例えば型で作られる透光コンクリートレンガは、内部の緑色の部分が穴のあいたアクリルになっている。まずアクリル板をすべての穴に通し、それからコンクリートを流し込み、最後に木の板で型を固定する。こうして24時間後には透光コンクリートレンガが完成する。
香りつきシールは、小型カプセル技術を使用している。芳香を生む油性物質を直径数ミクロンのプラスチックもしくはゲル状の粒子に入れ、フレキソ印刷でシールに貼り付ける。シールをひっかくと、これらの粒子が破裂し香りを放つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年7月11日
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