性格から寿命を予測することは可能なのだろうか?心理学者や医学研究者らがまとめた最新の研究結果によると、長生きする人には、責任感がある、オープンである、情緒が安定している、友好的といった共通の特徴があることが分かった。米国検索エンジン「Yahoo!」の報道を引用して生命時報が伝えた。
米国セントルイス・ワシントン大学の心理学者は、600人分の75年間のデータを集めた。 当時20代だった彼らは1935年と1938年から2013年まで同研究に参加していた。参加者たちは心理学者ラベル・ケリーが設計した36項目のアンケートに基づき、3-8人の親しい友人の個人評価を行った。アンケート内容は「スポーツが好きか?エネルギッシュであるか」の他に、「どのように約束を守っているか」、「緊張しやすいか」、「キレやすいか」のような性格に関する質問も含まれている。
研究者は分析を進めていくうち、長生きする人には以下4点の性格上の特性があることを発見した。そのうち女性に適用されるのが2点、男性に適用されるのが残りの2点となる。責任感があり(リスクを避ける、考えが周到、効率的)、オープンな(新しい考え方や気持ち、観点を受け入れる)男性は長生きするといわれている。一方、情緒が安定していて(感情のコントロールがうまく)、友好的な女性は長生きするそうだ。
研究者は、より責任感があり、感情のコントロールがうまい人は、命に係わるリスクを冒さないことを意味する。このような人たちは、例えば、飲酒運転やスピード違反はせず、自身の健康に気を使い、普段から運動をし、ストレスを発散させる時間を作ることができることから、長寿につながっているとしている。
(編集TK)
「人民網日本語版」2018年6月21日
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