北京市大興区はこのほど、「100万ムー造林緑化プロジェクト」を新たに始動した。同区では今年、総面積800ヘクタールの造林を計画しており、そのうち新空港周辺の緑化面積は約300ヘクタールに上る。北京日報が伝えた。
今回の大興区造林緑化プロジェクトは、新空港の周辺に分布する重点鎮および計画条件を満たす再整備対象区画を重点対象としており、龐各荘鎮など11の鎮と山林地1ヶ所がその対象となる。大興区園林緑化局の担当者は、「プロジェクト建設は、『同類・隣接地・集中区画』の原則に則り、2種類のプロジェクトに分けて進めていく。まず、条件を満たす面積約27ヘクタール以上の重点区画には、変化に富んだ景観と環境の美化、レジャー・フィットネスなどの機能を中心とした都市森林型生態林を建設する。もう1つは、郊外になる城鎮や幹線道路から離れたエリアには、防風と防砂、粉塵減少、騒音抑制、生物の多様性保護、カーボンシンク(炭素吸収源)などの機能を中心とした生態林を建設する。これら2種類のプロジェクトによる区画緑化は、シロマツやアカマツ、イチョウといった地元の樹種を中心に、オヒョウモモやカイドウ、オウバイなどの灌木を組み合わせ栽培する計画。
今年の造林緑化プロジェクト完了後は、新空港周辺の造林面積は約1万ヘクタールに達する見通し。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年4月17日
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