今月7、8日、東京都庁近くの新宿中央公園で「四川フェス2018」が開催され、ピリっと痺れるような辛さ「麻辣(マーラー)」な中国料理を数万人が楽しんだ。
四川料理は中国だけでなく、日本でも非常に人気があり、マーボー豆腐はほとんどの日本人が知る料理だ。しかし、四川料理には、マーボー豆腐だけでなく、ほかにも多くのおいしい料理がある。在日本中国大使館領事処の梁哲明・領事は、「今年は中日平和友好条約締結40周年で、四川フェスの開催にもぴったり。四川料理を味わうことで、中国文化に対する理解や中日両国の民間の友好関係を深めてもらえると信じている」と語る。
東京に住んでいる泉田さんは「辛党」の会社の同僚3人と青島ビールを飲みながら、スープ春雨・麻辣湯(マーラータン)を楽しそうに食べ、「四川料理は本当に魅力的。また、機会があれば中国に行って本場の四川料理を食べてみたい」と話した。
「麻辣」の魅力に引き寄せられて来た佐藤さんと鈴木さんは親友で、生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこして、育児について語り合いながら、麻辣麺を食べるその姿がとても目立っていた。
公園内は多くの人でにぎわい、大いに盛り上がっていた。来場者は、本場の四川料理を食べたり、中国の名酒を飲んだりしたほか、四川の特産品を購入していた。子供たちも、パンダのぬいぐるみと一緒に記念撮影して楽しんでいた。
四川フェス実行委員会の中川正道さんは、15年前に四川師範大学に留学していた時に四川料理にやみつきになった中国ファン。日本に帰国後、本場の四川料理が食べられず落胆し、自分で四川料理を作るようになり、ネット上でそれをシェアするようになった。2012年、中川さんは再び四川省を訪れ、大学時代の寮のルームメイト・張勇さんと半年かけて四川料理店200店舗を食べ歩き、14年に「涙を流し口から火をふく、四川料理の旅」を刊行した。
「中国に留学できたのはとてもラッキーだった。四川でおいしい四川料理を食べることができただけでなく、中国人の友人もたくさんできた。友人らはみんな親切で、やさしいし、勤勉」と中川さん。「今後も四川フェスを開催して、一人でも多くの日本人に四川料理を好きになり、本場の四川文化を知ってもらいたい。そして、中国へ旅行に行き、中国を好きになってもらい、日中の民間友好交流が促進されることを願っている」と話した。中川さんは「麻辣連盟」も立ち上げ、毎年メンバー約50人と四川省にグルメ体験の旅に出かけている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年4月10日
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