中国核破砕中性子源が25日、中国科学院による技術鑑定・検収に合格した。建設後の中国核破砕中性子源は、中国初・世界4番目のパルス型核破砕中性子源となる。新華社が伝えた。
中国核破砕中性子源は「スーパー顕微鏡」のようなもので、物質のミクロ構造の研究に用いられる。材料科学・技術や生命科学、物理学、化学・化学工業、資源環境、新エネなどの数多くの分野で応用の高い将来性を備えている。
これまで中国核破砕中性子源はすでに段階的な成果を手にしていた。例えば昨年8月には、初めてターゲット射撃に成功し、中性子ビームを取得。第1期・3台の中性子スペクトロメータ、すなわち汎用粉末ディフラクトメータと微小角スキャタロメーター、多機能反射装置のすべてがサンプル実験に合格したほか、汎用粉末ディフラクトメータは2つの高水準ユーザー実験を終えている。
中国核破砕中性子源は建設後、第1期・3台の装置の材料科学や生命科学、物性物理学、化学などの分野での力を十分に発揮し、ユーザーに世界でも先進的な研究の場を提供する。また第2期プロジェクトの立ち上げをすぐにも開始し、今後の装置の建設を開始し続けることで、ビーム出力をさらに高めていく。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年3月26日
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