商務部(商務省)の王受文副部長(国際貿易交渉副代表を兼任)は11日に行われた第13期全国人民代表大会(全人代)第1回会議の記者会見で、「中国はこれまでに24ヶ国・地域と16件の自由貿易協定(FTA)を締結している。周辺に軸足を置き、『一帯一路(the Belt and Road)』に波及し、世界に向き合う姿勢だといえる」と述べた。
FTAの16ヶの対象国には、中国周辺の国もあれば、パキスタン、ジョージア、ペルー、チリなど「一帯一路」参加国もある。中国のFTAネットワークには先進国も発展途上国も含まれる。
中国とFTAパートナーとの貿易投資関係の発展ペースは非FTAパートナーとの発展より速い。王副部長は、「中国とASEANとの貿易額は2017年に5千億ドル(1ドルは約106.5円)に上り、中国-ASEAN間のFTAが実施された一年目の6倍に達した。FTA実施以前は、中国はASEANにとって5番目の貿易パートナーだったが、今は最大の貿易パートナーに躍進した」と述べた。
王副部長は、「対外交渉とFTA締結が中国の対外開放の重要な内容であり、世界各国との交流・協力の拡大にも大きな役割を果たしている。今後はFTAネットワークの構築をさらに加速させていく」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月14日
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