偏西風帯の中を数日間にわたり航行していた極地観測船「雪竜号」は小雨に濡れながら、現地時間20日午前10時にニュージーランドのクライストチャーチ付近のリトルトン港に停泊した。中国第34回南極科学観測隊が雪竜号に乗り、同国に停泊するのはこれで2回目となり、今回の南極科学観測における最後の接岸補給でもある。新華社が伝えた。
中国第34回南極科学観測隊副隊長、国家海洋局極地観測弁公室副主任の夏立民氏によると、今回のニュージーランド停泊では、今後の南極科学観測に必要な燃料・淡水・食品などの物資を補給するほか、隊員の交代を行う。中山基地越冬隊とロス海新基地隊の隊員50人余りは船を降り、飛行機で帰国し、新たに30人の隊員が乗船する。また科学観測隊はニュージーランド南極局と協力して雪竜号の一般開放日などさまざまな交流活動を行う計画だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年2月22日
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