江西省南昌市青山湖区羅家広場に15日、「24時間セルフ都市図書館」が正式にオープンした。噂を聞きつけて多くの市民が訪れ、図書の閲覧や貸出を行った。これは、省内初の24時間セルフ図書館で、市民は身分証をスキャンするだけで図書館に入館し、蔵書を閲覧することができる。人民網が伝えた。
「24時間セルフ都市図書館」の建設には総額80万元(約1380万円)が投入され、占有面積は150平方メートル、蔵書約8千冊となっている。館内には、電子書籍・雑誌貸出機が設置され、モノクロ電子書籍やオンライン書籍もあり、RFID入退管理システムと自動身分証認証システムを導入することで、全天候型24時間セルフ閲覧サービスを実施している。
羅家広場から目にすることができる「24時間セルフ都市図書館」は透明ガラスに囲まれた建物で、館内は、一般閲覧エリアと電子閲覧エリア、親子閲覧エリアなどに分かれている。また、特別なサービスを必要とする利用客のための録音図書閲覧エリアも設けられている。さらに、館内には、エアコンや照明、読書テーブル・イスなどの設備が揃っており、読書のために静かで心地よい空間を市民に提供している。市民は、身分証をスキャンするだけで図書館に入館でき、無料で蔵書を閲覧、あるいはセルフ貸出機で書籍を借りて自宅に持ち帰ることもできる。
南昌市青山湖区文化広電観光ニュース出版局の担当者は、「『24時間セルフ図書館』がオープンしたことで、市民の余暇や文化的な生活がよりバラエティに富むものとなっただけではなく、市民の総合的な素養を潜在的に高めることを可能としている。また、このようなモデルによる画期的な変革によって、人々の読書コストを軽減し、読書のハードルを下げ、読書頻度の向上を促し、全ての蔵書を存分に活用し、運用していく」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年1月17日
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