中国の伝統的な結婚観念では、男性が女性より年上でなければならないが、現在は「姉さん女房」も増えている。そこで、中国青年報社社会調査センターはこのほど、問巻網と共同で1996人を対象に調査を実施したところ、「彼氏が年下のパターン」について、回答者の67.0%が「受け入れられる」と答えた。ただ、保守的な観念を抱く人も依然として多く、52.4%が「彼女が年上だと男性は成長しない」、50.1%が「彼女が年上だと、恋愛から結婚までのペースがなかなか合わない」との見方を示した。中国青年報が報じた。
回答者のうち、男性が47.4%、女性が52.6%だった。「彼氏が年下のパターン」の恋愛をしたことがあるかとの質問には、回答者の34.8%が「ある」と答え、65.2%が「ない」と答えた。
67.0%「彼氏が年下でもOK」
雲南省昆明市でインターネット関係の仕事をしている徐嬌さん(仮名)は、「彼氏が年下」というのには抵抗があるようで、「ある女性同僚が4歳年下の男性と結婚した。でも、彼女の生活はとても大変そう」と語った。
今回の調査では、「彼氏が年下のパターン」のカップルが周囲にいるかとの質問に、回答者の25.0%が「たくさんいる」と答えたのに対して、65.8%が「あまりいない」、9.3%が「いない」と答えた。また、「彼氏が年下のパターン」について、67.0%が「受け入れられる」と答えたの対して、18.3%が「受け入れられない」、14.7%が「何とも言えない」と答えた。
ある婚活サイトの恋愛相談員・姚露さんは、「一般的に女性は守ってもらいたいもので、パートナーとして年上の男性を好む傾向にある。しかし、ここ数十年は、女性も高い教育を受け、経済的にも安定し、社会的地位を高めているのを背景に、都市に住む女性は自立しており、年下のパートナーでも気にしなくなっている。そして、『彼氏が年下』というカップルが増加傾向にある」と分析している。
調査では、回答者の24.4%が「彼氏が年下のパターンは苦労が多く、長く続かない」と答えたのに対して、66.5%が「二人がよければそれでよく、年齢は関係ない」、9.2%が「何とも言えない」と答えた。
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