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中国語ブームの背後に見られる中国の影響力向上

人民網日本語版 2017年11月20日08:39

米国のトランプ大統領が訪中した際、孫娘のアラベラちゃんが中国語の曲を歌ったり、中国語の学習書「三字経」の一部や古典的な詩を朗読する姿を映した動画をタブレット端末で披露した。そのエピソードは、中国語の海外での影響力を反映しており、中国のネットユーザーの間で大きな話題となり、論議を巻き起こしている。人民日報海外版が報じた。

中国経済が急速に発展するにつれ、中国語学習が世界で人気になっている。中国国家漢語国際PR指導グループ弁公室の統計によると、中国(香港、澳門、台湾地区を含む)以外で、中国語を学習、使用している人は約1億人いる。また、約60ヶ国が法令・政令などを制定して中国語の授業を国民教育体系に盛り込んでいる。米国、日本、韓国、タイ、インドネシア、モンゴル、オーストラリア、ニュージーランドなどでは、中国語を第三外国語から第二外国語へとランクアップしている。

米国のアイビー・リーグのメンバーであるダートマス大学も1982年から中国の大学と連携して、中国語のイマージョン教育を行っている。90年代、米国ペンシルバニア大学ウォートン校はその業務範囲をアジア太平洋地域の経営学修士(MBA)を学ぶ学生に拡大し、中国で中国語のイマージョン教育に参加させている。それらのプロジェクトで育成された若者は、両国の重要な架け橋として活躍している。

なぜ、中国語学習を行う人が増加しているのだろう?それはやはり、中国の急速な発展と密接な関係があると言える。21世紀に入り、中国の経済的実力が強化され、政治的影響力も拡大し、国際的地位が向上しており、中国の発展の道、中国のスタイルの影響力が顕著に強化されている。世界中が中国の発展、変化に注目しており、中国語や中華文化の魅力、感化力、影響力が強まっている。そして、世界中で、「中国語ブーム」が加熱している。

その他、孔子学院(中国が海外の大学などの教育機関と提携し、中国語や中国文化の宣伝などを目的に設立した公的機関)も中国語が世界に進出するうえで大きな役割を果たしている。現時点で、142ヶ国・地域に516校が設置されると同時に孔子課堂(大学以下のレベルの教育機関で設置された施設)が1076校設置され、計210万人(インターネット上の学習者55万人を含む)が学んでいる。また、多くの民間機構も各種スタイルで中国語教育を行っている。

このように、中国語は現在、強い影響力を持つようになっており、国際経済、貿易、文化交流などの分野で際立った役割を果たすようになっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年11月20日

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