世界で今年10月6日までに人工的に繁殖されたジャイアントパンダは63頭で、うち58頭が生存している。また一定規模のエリアで飼育管理中のパンダは520頭に達した。これは成都市で7日開かれた、中国ジャイアントパンダ繁殖技術委員会2017年国際学術年次総会で発表された情報だ。新華社が伝えた。
中国動物園協会の謝鐘副会長は、「飼育管理中のパンダ群はすでに自力で生存を維持できる状態になっている。飼育管理中のパンダの野生化研究及び野外生活への復帰、パンダ小グループ拡大に初歩的な成果があった」と報告した。国家林業局野生動物保護・自然保護区管理司の楊超司長は席上で、「今後はパンダの繁殖と管理を強化し、飼育管理中のパンダ群の質を高めると同時に、飼育管理中のパンダの野生化活動の推進を続ける」と述べた。
今回の学術年次総会において、出席者は野生パンダ群の生存力の分析と小グループの保護、野生動物保護のメタゲノミクス研究の進展と展望、パンダ野生化訓練と野生化などの問題を学術的に研究した。今年繁殖されたパンダのうち、成都ジャイアンパンダ繁殖研究基地では8回の出産で12頭誕生し、そのうち11頭が無事成長した。中国ジャイアントパンダ保護研究センターでは30回の出産で42頭が無事成長している。フランス、米国、日本、スペイン、ベルギー、ウィーンに貸し出されているパンダも出産に成功している。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月8日
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