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第19回党大会報告の12の注目点 専門家が解説

人民網日本語版 2017年10月19日13:04

中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)が18日北京の人民大会堂で盛大に開幕した。習近平総書記が第18期中央委員会を代表して報告を行った。中国共産党中央党校党委員会委員、副教育長兼科研部主任の韓慶祥教授が報告の12の注目点を解説する。新華網が伝えた。

第1の注目点は、歴史の新たな変革だ。習総書記はこの5年間の活動を歴史的変革と歴史的影響から語った。習総書記が語ったのは全方向、根本的、パイオニア的変革だ。

第2の注目点は、中国の特色ある社会主義の新時代を切り開いた。習総書記は報告で「新時代」を5つの方面から明らかにした。第1に、中国の特色ある社会主義の偉大な勝利を勝ち取る時代。第2に、小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成し、社会主義現代化強国を建設する時代。第3に、全中国人民が団結奮闘し、素晴らしい生活を創造し、共同富裕を実現する新時代。第4に、「強くなる」を実現する時代。第5に、中国が世界の舞台の中央に入り、人類の発展に中国の知恵を貢献し、中国の案を提供する時代。第1は中国の特色ある社会主義について語り、第2は「2つの百年」目標について語り、第3は人民の素晴らしい生活について語り、第4は中国の夢について語り、第5は世界に対する中国の意義を語った。この5つの方面から、新時代の意味を説明した。

第3の注目点は矛盾の新たな意味合いだ。習総書記の行った第19回党大会報告は、第18回党大会以降中国が「強くなる」新たな歴史的出発点に立ち、中国の特色ある社会主義が新たな発展段階に入ったという歴史的位置付けから主な矛盾の変化について言及した。この変化について習総書記は、素晴らしい生活に対する人民のニーズと不均衡で不十分な発展との間の矛盾であると述べた。これは需要側と供給側について述べたものだ。需要側とは素晴らしい生活に対する人民の需要であり、素晴らしい生活は経済・政治・文化・社会・生態等々過去の物質文化の外延を拡大すると同時に、その内容と質を高めた。素晴らしい生活は、質を重んじる。つまり、需要側に大きな変化が生じたのだ。供給側については、発展の不均衡・不十分として表現した。不均衡は発展の分野・範囲から述べたもので、不十分は発展のレベルと質から述べたものだ。

第4の注目点は、歴史の新たな使命だ。習総書記は第19回党大会報告で歴史的使命を明確に定義した。つまり中華民族の偉大な復興の実現だ。習総書記は歴史的使命と奮闘目標を既存の結びつきと同時に区別ある関係にも置いて語った。つまり、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現という歴史的使命は奮闘目標「2つの百年」の実現を間違いなく含むものだ。同時に区別もあり、この区別は発言から見てとれる。歴史的使命は主に中華民族の偉大な復興の実現に焦点を合わせており、奮闘目標「2つの百年」を超越している。

第5の注目点は、実践の新たな道筋だ。中華民族の偉大な復興の実現は、われわれの歴史的使命だ。われわれ中国共産党員はこの歴史的使命を果敢に担う必要がある。この歴史的使命をどのように完成させるか?習総書記は第19回党大会報告で「4つの偉大」の推進を語った。偉大な闘争、偉大な工程、偉大な事業、偉大な夢だ。この「4つの偉大」には並外れた意義があり、注目に値する。報告における最大の注目点の1つだ。

第6の注目点は、時代の新たな課題だ。この時代的課題とは、新たな時代的条件の下、どのような中国の特色ある社会主義を堅持し、発展させるのか、どのように中国の特色ある社会主義を堅持し、発展させるのかだ。これは時代的課題の新たな定義であり、新たな注目点でもある。

第7の注目点は、成果の新たな概括だ。習総書記は第19回党大会報告で、第18回党大会以来の中国共産党の理論革新を概括し、抽出した。この5年間の党の指導思想をどのように概括し、どのように語るのかについて多くの人が関心を寄せ、それぞれの観点と見解を持っていた。第19回党大会報告で習総書記はその答えを明確に示した。つまり「新時代の中国の特色ある社会主義思想」だ。これが最も核心的な注目点だ。

第8の注目点は、理論の新たな飛躍だ。新時代の中国の特色ある社会主義思想は事実上、マルクス主義中国化の新たな飛躍だ。第19回党大会は新たな変革、新たな位置付け、新たな矛盾、新たな課題、新たな使命、新たな道筋、新たな思想、新たな時代について語ったが、これは論理上自ずとマルクス主義中国化の新たな飛躍を要するものである。

第9の注目点は、実践の新たな方策だ。第19回党大会報告は経済、政治、文化、社会、生態、軍事、外交、国防、党建設など14の方面から、今後の各活動の基本方策について具体的に明らかにし、論述した。

第10の注目点は、党建設の新たな構想だ。第19回党大会報告の最終的帰着点は、厳格な党内統治、党建設の推進だ。習総書記は、さらに揺るぎなく力強い政党の建設を「4つの偉大」の枠組に置いて語った。習総書記は、偉大な工程を偉大な闘争、偉大な事業、偉大な夢の中に置いて理解する必要性を強調した。今日われわれが行う闘争は非常に厳しいものであり、新たな歴史的特徴が多く、われわれが推し進める偉大な事業は非常に困難なものであり、われわれが実現する偉大な夢は非常に重要なものであるため、新たな偉大な工程をしっかりと建設しなければならない。

第11の注目点は、歴史の新たな意義だ。習総書記は第19回党大会報告で、中国の特色ある社会主義思想と中国の特色ある社会主義の新時代を切り開くことの重大な意義に特に言及した。この重大な意義は、第19回党大会報告によって、主に5つの方面から語られた。第1に人類社会の発展史。第2に世界の社会主義の発展史。第3に中国共産党の発展史。第4に国の発展史。第5に民族の発展史。この5つの方面の歴史の発展から第19回党大会報告の理論的意義、実践的意義、特に政治的意義を把握する。

最後の注目点は、いくつかの重要な表現に対して初めて明確な定義を示したことだ。例えば「最初の志」と「使命」について、習総書記は第19回党大会報告で「中国人民の幸せを図り」「中華民族の復興を図る」ことと定義した。また、新時代の意味合いについて初めて定義した。主な矛盾について初めて定義した。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年10月19日

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