他人の誘いを断る時、「ごめんなさい」と言う人は多いが、ある米国の研究で、「ごめんなさい」という言葉は、発言者の気持ちはやや良くなるが、聞く側はより傷つくとしている。生命時報が伝えた。
同研究は米国ダートマス大学の研究チームが行ったもので、千人以上が同研究に参加し、それぞれ冷たく断られた時の様々な反応を観察し、分析した。参加者は、他人からの様々なシチュエーションの誘いを断るよう求められる。シチュエーションにはデートや、ルームシェアをしていた賃貸住宅の契約が間もなく切れるタイミングでのルームメイトからの賃貸継続提案、同僚からのランチの誘い等が含まれる。上記のシチュエーションで、参加者は相手の誘いを断る方法を回答しなければならない。そして、研究者は、参加者に様々な断り方を見せて、それぞれの「傷つき指数」を評価させる。研究の結果、約39%の参加者が断るときに「ごめんなさい」等の謝罪の言葉を口にしていた。しかし、この謝罪の言葉が実は最も相手を「傷つける」と言う事が判明した。謝罪した側のその意図自体は素晴らしいが、研究者はそれが自分本位な行為であるとみられるのかもしれないとしている。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年9月30日
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