東京ゲームショウはかねてより日本から世界のゲーム産業へのウインドベーンとされてきた。今年のゲームショウでは、家庭用ゲーム機とe-Sportsが爆発的人気を誇った。これらは日本のゲーム業界が今後力を入れていく2つの主力分野でもある。
今年の3月に任天堂から発売された、テレビゲームとしても 、携帯ゲームとしても遊べる新型ゲーム機ニンテンドースイッチは、発売後わずか3ヶ月の6月時点でその売上台数がすでに470万台にのぼり、現在も日本を含む一部地域で品薄が続いている状態だ。このブームで日本国内の家庭用ゲーム機市場も牽引されている。今年上半期は、前年比の14.8%拡大し、過去3年で初の増加となった。各大手ゲームディベロッパーもこの好機に便乗し、今年のゲームショウではニンテンドースイッチ用に開発された46種類のゲームがゲームプレイヤーたちの注目を集めた。
e-Sportsも今回のゲームショウの重点分野。e-Sportsエリアでは、「モンスターハンター」や、「実況パワフルサッカー」など8つのゲーム競技が行われた。長年にわたり日本のゲーム市場は閉鎖的で、ゲームプレイヤーたちの間では国内のゲームが贔屓されていたこともあり、現在世界で主流とされるe-Sportsは日本ではなかなか普及していなかった。統計によると、2017年の世界e-Sports市場規模は41.3%増となり、その規模は96億ドル(約1兆円)に上る見込みだ。現在世界範囲におけるe-Sportsの視聴者数は約3億8500万人に達すると言われている。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年9月27日
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