「支付宝」(アリペイ)はこのほど、ケンタッキーのヘルシーさをテーマにした新ブランド「KPRO」の店舗で顔認証決済サービスを導入することを発表した。同店ではスマートフォンを使わなくても、顔認証だけで決済を完了することができ、顔認証決済サービスの実用化は、世界的にも初の試みとなる。
浙江省杭州市のショッピングセンター万象城(The MixC)内にあるケンタッキー「KPRO」の店舗では、「顔で買える」顔認証決済サービスが体験できる。ケンタッキーのセルフ注文パネルから注文し、決済画面で「支付宝顔認証決済」を選択すると、1−2秒ほどで顔認証がスキャンされ、その後アカウントに登録している携帯電話番号を入力し、確認した後、支払いが完了する。支払いにかかる時間は10秒未満。初回利用の場合、ユーザーは事前に支付宝アプリでこの機能をオンにしておく必要がある。
今回記者は、髪型やメイク等を変えた場合顔認証に影響があるかを検証するため、変装をして利用した。
アントフィナンシャル社のバイオロジー関連の責任者は、「顔認証決済は、これが初の実用化となる。顔認証O2O(オンラインtoオフライン)マーケティングは今後様々な試練に遭遇するだろう。以前とは異なる点は、今回公共設備上で、人がセルフ注文パネルの操作で決済を完了できる点。同時にテクニカルスタッフがインテリジェント・アルゴリズムとハードウェアを融合させた方法で、写真や動画などを使った偽造や、なりすまし防止のため、安全措置が施されており、最大限ユーザーのプライバシー保護を行っている」と説明した。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年9月26日
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