中国の「二十四節気」が先ごろ、ユネスコ無形文化遺産代表リストに登録された。国家気候センター気候サービス首席専門家の周兵氏は「現代気象学的な観点によると、気候の形成は主に太陽放射、地球の運動、大気の流れなどの影響を受ける。二十四節気はこれらの要素を分析したものではないが、古代中国の民間の気候への認識が反映されている。四季がはっきりしているなど、中国の独特な気候の特徴を客観的に反映している」と指摘した。光明日報が伝えた。
周氏は「温暖化を受け、二十四節気の適用性にも変化が生じている。中国の気候専門家の研究によると、地域・世界的な温暖化を背景とし、各季節が全体的に暖かくなっている。気候学上のいわゆる節気の場合、早春から初夏までの節気は全国平均で6−15日切り上げられる。晩夏から初冬の節気は5−6日遅れる。大暑期間は81%増え、白露から寒露に移り変わるのは5日遅れ、大寒期間が57%減る。これは気候変動が二十四節気に影響を及ぼしているということだ」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年12月8日
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