黄暁明主演で漫画「シティーハンター」の中国での映画化決まる

俳優・黄暁明（ホアン・シャオミン）が11日、上海で行われた劇場版「シティハンター」の制作発表会に参加し、主人公の冴羽リョウ役を演じるほか、自ら製作総指揮を担当することを明らかにした。また製作と総監督として唐季礼（スタンリー・トン）がメガホンをとるということだ。

イベントでは黄暁明が日本の著名漫画家・北条司氏から中国の全IP著作権を手に入れたことを発表したほか、「シティーハンター」の知的財産権をこの先7年で多方面に活用していく計画であることを明らかにした。原作者の北条司氏からは、直筆サイン入りの原作漫画がプロジェクト始動を祝して贈呈された。劇場版「シティーハンター」製作総指揮の黄暁明は楽在其中影視社とショウ・ブラザーズ社と共同でこのプロジェクトを始動させた。現在明らかになっているキャストは、主役の黄暁明のみで、他の顔ぶれはまだ公開されていない。

漫画「シティーハンター」の主人公冴羽リョウは裏の世界では通称「シティーハンター」と呼ばれている。普段は赤のカットソーにサックスブルーのジャケットを羽織り、黒のパンツを合わせるというスタイルを好んでいる。そしてところかまわずナンパし、だらしなくてひねくれた性格が彼の独特な魅力を引き出している。また今回のキャスティングは北条司氏自らが冴羽リョウ役に黄暁明を抜擢したとする説もある。

この漫画は過去にも何度か映像化されており、日本のテレビ局によるテレビアニメのほかにも、香港のアクションスターのジャッキー・チェン主演の「城市獵人」や韓国のイ・ホンミ主演のドラマも有名だ。（編集TK）

「人民網日本語版」2016年10月14日