インスタント麺をふるまう中国卓球代表。
リオ五輪の競技日程が後半に差し掛かると、インスタント麺を好んで食べる各国選手が続々とニュースで報じられた。中国女子バレー代表のエース・朱■(■は女へんに亭)選手は、あまりにも多くのインスタント麺を持って行こうとしたため、手荷物が制限重量をオーバーしてしまった。金メダルを総なめした卓球代表は、功労祝賀会において、劉国梁監督が自ら、選手たちのためにインスタント麺をふるまった。日本卓球女子の福原愛選手が、母親から届いた愛情が詰まった小包を開けると、インスタント麺が中身のほとんどを占めていた。「スタンプ」のデザインになった競泳の傅園慧選手は、自分のことを、「インスタント麺ベイビー」と呼んでいる。韓国人選手には、各自が好みのインスタント麺を持参したばかりではなく、麺を煮るための鍋まで持ち込んだ選手もいる。五輪選手村の近くには、インスタント麺をメインに、あんかけや炒め物料理を提供する中国ラーメン店があり、アジア出身の選手からボランティアまでが連日詰めかけ、非常に賑わっていた。華声在線が伝えた。
中国・日本・韓国などアジア諸国のアスリートは、どうしてこれほどまでにインスタント麺が好きなのだろうか?五輪村のレストランでは、世界各地の各種バイキング料理が提供されている。だが、ほとんどのアジア人アスリートは、あまり食べる気が起こらないようだ。いくら料理の種類が豊富でも、アスリートが故郷の味を懐かしがる気持ちは抑えられなかった。どの料理であれば、料理の見た目・香り・味に厳しいアジア人を満足させ、同時に、アスリートの飲食の安全を確保することができるのだろう?その難しい要求に応えることができるものはただ一つ、インスタント麺だ。
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