2016年8月19日  
 

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聯通 長距離・ローミング料金を廃止 10月から

人民網日本語版 2016年08月19日14:15

長距離通話料金とローミング料金について、中国聯通(チャイナユニコム)はついに態度を明確にし、今年10月1日より、グループ統一のセット料金に含まれるローミング料金を廃止すると発表した。中国移動(チャイナモバイル)と中国電信(チャイナテレコム)もローミング料金の廃止の方向性を明らかにしている。「京華時報」が伝えた。

中国聯通の王暁初会長は半期業績発表会の席で、「10月1日より、聯通グループが企業として設定したセット料金に含まれるすべての長距離通話・ローミング料金を廃止する。聯通は3G事業の推進にあたり、主要セット料金にはすでに国内ローミング料金を含めていない。現在、国内ローミングサービスを利用する聯通のユーザーは4%にとどまり、小さい割合なので、ローミング料金の廃止が聯通の売上に大きく影響することはない」と述べた。

中国聯通は発表会でこうした方針について具体的な説明も行った。それによると、「中国聯通が長年うち出してきた3Gと4Gのセット料金は長距離通話、市内通話、ローミングが一体化した料金パックで、長距離通話料金とローミング料金を個別に徴収することはない。中国聯通の各省区市にある分社は現地の状況を踏まえて一連の割引を行うことができ、それを利用すれば料金の総額は統一セット料金よりも安くなる」という。

聯通の今年上半期の業績報告をみると、同期の営業収入は1402億6千万元(約2兆1157億7千万円)で前年同期比3.1%減少し、純利益は14億3千万元(約215億7千万円)で同79.6%減少した。純利益の減少幅が大きいが、昨年下半期の損失に比べれば好転したことは明らかだ。聯通は、純利益減少の原因は主に上半期の営業販売費用、中継アンテナ使用料、エネルギー料金、家賃などの出費の増加にあるとしている。

中国聯通だけではない。先週には中国移動の李躍会長も半期業績発表会で、「7月から、長距離通話・ローミング料金を含むセット料金の販売をやめ、年内にすべての長距離通話・ローミング料金の販売を終わりにし、今後は全国統一の料金パックを徐々に推進していく」と述べた。中国電信もこれに先だち、4Gセット料金に含まれる長距離通話料金とローミング料金を廃止することを明らかにした。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年8月19日

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