ファルハン・ハク国連事務総長は、15日にニューヨークの国連本部で行われた定例記者会見で、国ごとの技術革新力を比較した2016年のランキングにおいて、スイスが引き続きトップとなり、中国は初めて25位にランクされたことを明らかにした。 中国新聞社が報じた。
同ランキングは、世界知的所有権機関(WIPO)や米コーネル大学などが、スイスのジュネーブで共同公表したものだ。
同ランキングは07年から毎年発表されており、今年もスイスが首位の座を守った。以下、スウェーデン、英国、米国、オランダ、シンガポールと続いた。アジアだけを見ると、韓国が11位、日本が16位、香港地区が14位に入っている。
昨年の29位から順位を4つ上げて25位に入った中国について、WIPOは、「過去9年、世界の100以上の国と地域を対象にした技術革新力調査では、高度に発展したエコノミーが主導的な立場を保ってきた。中国が順位を上げているということは、中国の技術革新力が継続的に強化されていることを反映している」と分析した。
今年の同ランキングでは、日本、米国、英国、ドイツが「技術革新の質」の面で上位に入った。「技術革新の質」とは、「大学の水準」や「特許出願件数」、「科学技術論文の発表数」などをまとめた指数で、中国は17位まで上昇している。これは中所得エコノミーの中ではトップで、2位はインドだった。
中国国務院はこのほど、「第13次五カ年計画(2016‐20年)国家科学技術イノベーション計画」を発表し、今後5年の科学技術革新発展の青写真を描いている。その中には、技術革新力ランキングで15位以内に入るという目標が掲げられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年8月17日
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