第3に、呉司令官の打ち出した「南中国海問題の平和的解決に向けた努力を決してあきらめない」は、中国が責任ある大国であることを一層示し、地域の平和・安定維持に向けた大国の責任感を示した。中国は南中国海の平和・安定を維持する重要なパワーだ。中国は一貫して国連憲章の趣旨と原則を遵守し、国際法治を揺るぎなく維持、促進し、国際法を尊重、実行し、南中国海における領土主権と海洋権益を揺るがず守ると同時に、交渉と協議による争いの解決を堅持し、互恵協力によるウィンウィンの実現を堅持し、南中国海を平和の海、友情の海、協力の海にするべく努力している。この5つ目の「断じてない」は、事実上米国と国際社会に対して、現在多くのマイナス要素があるものの、中国はフィリピンの南中国海仲裁裁判の影響を受けず、依然として交渉と協議による争いの平和的解決を堅持するということを改めて示すものであり、仲裁裁判に対する中国の反応を注視する関係国に対する明確なメッセージであり、地域の平和・安定維持の助けとなる。
南中国海の平和・安定維持において、中米は重要であり、中米海軍は鍵を握り、協力が唯一の正しい選択だ。米側が中国と中国軍の発展を正しく受けとめ、南中国海における中国の正当な権益維持行動と島・礁建設を正しく認識し、中米の新型の大国関係の発展に新たな原動力を与えることを希望する。また、米側が南中国海問題の複雑性と長期性を深く認識し、領有権問題でどちらの側にもつかないとの約束を真に履行し、交渉による争いの解決と南中国海の平和・安定維持に向けた中国と域内各国の努力を尊重し、建設的貢献をし、南中国海の平和と安定を共同で維持することを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年7月20日
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