105歳の高齢な著名作家、翻訳家、中国社会学院名誉学部委員、外国文学研究所研究員楊絳(よう・こう、本名・楊季康)さんが5月25日午前1時10分、死去した。清華大学の図書館前には大勢の学生が献花や白い折り鶴を捧げ、故人を哀悼している。中国新聞網が伝えた。
楊絳さんは中国の法律、法学者・楊蔭杭の娘として北京市で生まれた。家系のルーツは江蘇省無錫市にある。翻訳、文学作品、戯劇などを得意とし、「称心如意」、「弄真成仮」、「風絮」などの作品や「一九三九年以来英国散文作品」やスペインの著名な浮浪者小説「ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯」、フランス有名作家ルサージュの長編小説「ジル・ブラース物語」等の翻訳を手掛けた。夫は中国の著名作家、学者の銭鐘書。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年5月27日