中国とフランス合作のラブストーリー映画「夜孔雀」が5月20日の公開を前に北京で試写会が行われた。戴思傑(ダイ・シージエ)監督と主演の劉亦菲、劉燁(リウ・イエ)、余少群(ユィ・シャオチュン)らが試写会に出席した。劉亦菲はエレガントなドレスを着て登場、女神の雰囲気十分だ。劉燁は社長の「おふざけ」の本領を崩さず、会場ではムードメーカーになっていた。新華網が伝えた。
劉亦菲は「巨匠にとって初めての国内上映作品の女性主人公になったことを光栄に感じている。主人公のエルザという人物が私のスクリーンイメージをより一層豊かにしてくれた」と話す。彼女はエルザと3人の男性主人公の関係についてインタビューを受けた際、「本当の愛は黎明(レオン・ライ)演じる役にある。劉燁とは友情の部分が多く、余少群演じる馬林との感情は非常にぼんやりしている」と解説した。
数年前、載思傑監督と「小さな中国のお針子」(原題:巴爾扎克与小裁縫)で共演した劉燁は、2度の共演での違いについて言及した際、「前回はデビューしたところで未熟だったため、監督が指導してくれたことを非常に感謝している」と語る。余少群も「小林」という愛に溺れて愚かに突き進む役を自分に与えてくれたことを監督に感謝している。
「夜孔雀」のストーリーは劉亦菲演じるフランスのフルート奏者エルザがパリから成都を訪れ、劉燁演じる入墨師馬建民、黎明演じる蜀錦(四川省特産の織物)研究者の馬栄、余少群演じる川劇(中国の伝統劇)を学ぶ学生馬林と出会う。この3人の男性の三者三様の感情がエルザの人生に絡み合うのだが、それぞれの愛にはそれぞれの信念や態度を秘めている。映画の中で、エルザは自分の愛の証人として蝶と化した夜孔雀を背中に彫ることを最終的に選択する。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年5月20日