「80後（1980年代生まれ）」の卜暁航さんのアトリエはすでに100人以上の固定客がいる。彼女は顧客たちのために仕立てた服装をそれぞれに似合うようコーディネートし、彼らをより美しくみせている。「クローゼット整理師」という「美」に関する新たな業界は、彼女が描いた「ベンチャー」の夢だ。肩まで伸びたロングヘアにスラリしたプロポーション、さらにアートデザイン専攻を卒業した経歴をもつ卜さんが人に与える印象は正真正銘のアーティスト系の女性。彼女は取材に対し、「仕立てとクローゼット整理の目的は一般庶民にもスターのような特別なサービスを味わってほしいから」という。クローゼット整理師とイメージデザイン業界は遼寧省瀋陽市で徐々に盛んになった。2014年、巨大なマーケットにチャンスを見つけた彼女は北京での仕事を思い切って辞めて、友人と共に瀋陽にやってきてアトリエを開き、買物同行やクローゼット整理サービスを重点的にPRすると同時に、衣服コーディネート講座も開いた。創業当初、卜さんはよく書店やカフェなどの場所で無料講座を開設し、服装管理の重要性を一般に普及させ、買物同行やクローゼット整理を行なう専門家を見つけるという意識がゆっくりと顧客に広がり始めた。基本的なクローゼット整理のほか、卜さんは自身のクライアントたちに向け、より付加価値の高いサービスを提供している。彼女は空間デザインなどを友人と協力して行なっている。一年余りで卜さんの顧客は「60後（1960年代生まれ）」から「90後（1990年代生まれ）」まで幅広く広がるようになった。卜さんは「私はこの新しい業界に対して自信を持っている」と話す。新華網が伝えた。(編集JK)

「人民網日本語版」2016年5月5日