北京国際映画祭のコンペティション部門「天壇奨」の審査委員記者会見が15日午後、北京国際飯店で行われた。審査委員7人が顔をそろえ、会見を行った。中国青年網が伝えた。
「天壇奨」審査委員長を務めるブレット・ラトナー監督は、「映画に対する理念は人によって異なる。異なる見方を持つ映画人の心を動かす映画は、良い映画だ。ノミネート作品はどれも優秀で、賞を受賞する価値がある」としたほか、「どの作品がどの賞を受賞するのかを決めるのが、我々の次なる仕事だ」と審査に対する期待を見せた。
「おくりびと」などで知られる滝田洋二郎監督は「民族や国家によって言葉や文化は異なるが、映画を通じて共感を得ることができる。これが映画の真の力」としたほか、「映画には、アジア、ないしは世界共通の美的基準というものがある。映画を撮影する時、どの民族・国家の人であっても自らの文化に自信を持ち、それを包み隠さず表すことができれば、最高の効果が得られる。これは我々映画人の使命でもある」と語った。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年4月16日