習近平国家主席は現地時間19日、サウジアラビア・リヤドでサルマン国王と会談した。人民日報が伝えた。

両国首脳は両国関係の発展を積極的に評価。両国関係と関心を共有する問題について踏み込んで意見交換し、広範な共通認識にいたり、包括的・戦略的パートナーシップを構築し、両国関係の踏み込んだ発展を推進し、一層の協力の成果を得ることを宣言した。

習主席は「現在、国際・地域情勢は複雑に変化している。中国とサウジアラビアは重要な発展途上国であり、両国関係の水準を高め、連携して試練に対処する必要がある。今回我々は包括的・戦略的パートナーシップの構築を宣言した。これは双方の戦略面の相互信頼を深化し、両国の互恵協力の一層の成果を先導し、国際・地域問題における共通利益の維持と拡大に寄与すると信じる」と述べた。

サルマン国王は「サウジアラビアと中国の包括的・戦略的パートナーシップの構築は、両国民に幸福をもたらすうえでプラスだ。サウジアラビアは中国の提唱する『一帯一路（1ベルト、1ロード）』を支持し、貿易、投資、エネルギー、教育、科学技術、情報セキュリティ分野で中国側との橋梁を深化することを望んでいる」と表明した。

双方は包括的・戦略的パートナーシップの構築に関する共同声明を発表。会談後、サルマン国王は習主席に同国最高のアブドゥルアズィーズ勲章を授与した。（編集NA）

「人民網日本語版」2016年1月20日