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唐代の木製観音像、タイから中国に帰国

人民網日本語版 2015年12月15日09:11

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在中国タイ王国大使館、タイ王国文化省、タイ仏教仏像・文化財協会、山西省五台山東台望海寺などが12月12日に北京で記者会見を開き、同協会常務副会長が唐代の木製自在観音菩薩を同協会に委ね、同協会がタイ政府・民間を代表し五台山東台望海寺に無償で寄贈することを発表した。戦火の洗礼を浴びながら国外を転々とした自在観音菩薩像は、タイ国民の友好によって祖国に帰国した。国際在線が伝えた。

この坐像の高さは1.86メートルほどで、仏教早期文化における男性観音像だ。1000年の時を経て、漆が剥がれ落ちてはいるが、全体的な保存状態は良好だ。柔らかで滑らかな線が特徴的で、全体的に活き活きとし荘厳たる雰囲気を持つ。これは唐・宋時代の貴重な仏像芸術品だ。

今年は中国とタイの国交樹立40周年にあたり、両国は経済・政治・文化などの面でかつてないレベルの発展を実現している。習近平国家主席が提唱した「中国の夢」は、中華文化の振興の波を巻き起こした。これに「1ロード、1ベルト」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の戦略的背景が加わり、タイは海上シルクロードの戦略的主軸という重要な地位を占めている。両国は中国・タイ文化の促進および発展に関する協力計画を締結し、両国関係の持続可能な発展を促している。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年12月15日

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