揚州大学機械工学学院教授の張瑞宏氏が指導する学生チームは、江蘇永涛実業有限公司と業務提携し、自走式多機能育苗機の開発に成功した。この育苗機は現在、7件の特許出願を行っている。科技日報が伝えた。
張氏は、「この育苗機は履帯・自走式で、2層の精密コンベアを使うことで一定量に基づき育苗を行う。種まき、覆土、栽培などの多機能を一身に集め、土の準備、種まき、覆土、地ならし、育苗トレイの設置などの作業を一度に完了する。操作がシンプルになり、その作業効率は人の50−60倍に達する」と説明した。同育苗機は作業・自走・補助の3つの機能を持つ。そのうち最大の特長は、水田内を自走し育苗を行う機能で、運搬というサイクルを取り除いているため、労働力を大幅に節約できる。自走前進システムを搭載したことで、動力を使いシャーシの履帯を動かせるようになり、既存の育苗機の固定的な作業しかできないという問題を解消した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年9月15日